※ネットゲーム全然関係ないです
35歳から独学でピアノを始めました。
身近に「幼少の頃ピアノを習っていた人間」はいるものの、特に何も指導されることなくここまできました。
現状良く弾けているとは言えませんが、独学ピアノをやる上で気を付けた事などのメモを残していきたいと思います。
あくまで独学は「一人で楽しくチャラチャラ音楽っぽいことができればいい」のだ。
そもそもなんでピアノ始めたの?
最初は「ギターやりたい」と言っていたら、夫に「ギターは高いのでとりあえずウクレレをやりなさい」と言われた。ウクレレが楽しくなってきたので、夫に「何か楽器でセッションしよう!」と誘うと、いいよと夫は電子ピアノをこうてきた。
幼少の頃5年ほどピアノをやっていた夫は、せっせとピアノ練習……のはずだったが、思ってたより難しいとかなんとか言って全然練習に励まない。
よーし、ここはこっそり練習をして夫を驚かせ夫を超えよう!となぜかピアノ練習を始める瑞谷は、クリスマスに夫の笑いを誘うべくノクターン練習に入ったのだった……(なぜそうなる)
そうして赤いウクレレは今部屋に飾られている。まあ可愛いからOK。
1ヶ月頃
「35歳まったく初めての独学ピアノ 約1ヶ月くらい ノクターンop9-2 15/12/12」
最初の曲はショパンのnocturne Op.9-2
楽譜が読めない状態でのスタート。その後も音符そのものはほとんど読めず(順番に数えれば…程度)。
youtubeには、Synthesiaというピアノ鍵盤表示のソフトを動画で撮ったものをアップロードしてくれている方々が沢山いらっしゃり、その為クラシックのピアノ曲大半は動画が存在している為、譜面が読めなくてもあまり困らない。
しかし表現記号については耳で聞きわけるか、譜面を見るしかないので、表現記号だけはある程度覚え、とりあえずは手元にあるCASIOさんピアノの付属楽譜でざっと確認をしている。
特にアクセントは初心者の敵のように思う。
基本的に、片手ずつの練習をしていない。
「頭から、同時に押さえる場所を丸暗記」
「そして順番に押さえていく」
「反復練習すればそのうち指が慣れる」
「運指は基本指示通り どうしてもできない所は自分的に最も効率がいい動きをよく考える」
頭から丸暗記で全てが一連の流れのように覚えているので、区切りの良い所を除いて、途中からまったく弾けない。
同じ理由で、途中何か意識が食い違うと途端にわからなくなって弾けなくなる。
「35歳まったく初めての独学ピアノ 2ヶ月半くらい ノクターンop9-2 16/02/01」
2ヶ月後、最後まで暗譜だけは完了。
なんとか覚えて押さえられるようにはなった程度。
暗譜というより「思い出す譜」。最初はこんな感じで、とにかくやって覚えて行った。
「35歳まったく初めての独学ピアノ 11ヶ月くらい ノクターン→月の光→幻想即興曲??」
8ヶ月弱の間、ずっとノクターンをやっているのも流石に苦行なので、別の曲へと。
基本の学習方法は同じ。
youtubeでSynthesia動画を探し、譜面を一応目で追って、繰り返し練習。
独学は「自分ができないことにどれだけ集中して向き合えるか」なのかもしれない。
そろそろ「ちゃんと曲として弾くにはどうすればいいか」を考え始めた。
・早く弾く曲は絶対に力が入ってしまう
・オクターブ押さえるのに手を広げ過ぎるととてもしんどい
・省エネ運指を心がけるといいのでは
でも月の光の中盤など、もっと両手指の担う音を分ければいいのに左手を優先させてしまいがち(左利きなので融通がきく)
都合が良かったのは元々「強く弾く」ということが苦手のようで、脱力という点にはあまり苦労していないのかも。
ピアノ経験者夫も「なんでそんなフワフワしてるのに弾けてるのか不思議」みたいなことを言う。
35歳まったく初めての独学ピアノ 18ヶ月くらい 幻想即興曲・悲愴二楽章
そして何度か中断した幻想即興曲を一応最後まで覚えた。
14小節目の左手がどうしても渡れず、2度中断していた。
それでも他の曲、月の光やエリーゼをやっているうちに、なんか気が付いたら一応押さえられるようになっていた。
かのフジコ・ヘミングも「練習の為の曲(ハノンとか?)は別にしなくてもいい、その曲の最も難しい所が練習になる」というようなことをおっしゃっていたし、好きな曲を弾けるようになるにはどうすればいいか?を順番に考えていけるならそれでいいのかも。
悲愴二楽章の難しい所は、オクターブ越えの指らしく、1オクターブ+1音を押さえなければならない箇所が2回出てくる。更に中盤、オクターブまではいかないものの、「その2音と飛んだ1音を押さえるのはどう考えても初心者には無理」という箇所がある。
が、前者は「黒鍵だからなんとか指引っかける程度でしのぐ」でこなし、後者は「2音は隣り合わせの白鍵なので1本で両方押さえる」で解決した。
2音を1指で押さえるってどうなのよ?となるけれども、海外のピアニストさんにもそのように省エネプレイをされてる方はいらっしゃるので多分問題ない。それにイッパンピーポーの、「オクターブは押さえられるけどそれ以上はとんでもなく無理」という手ではどう頑張ったってそれらの音は届かないし、やろうと思えば腱鞘炎の道しかないので無理をしてはいけない。
無理に手を広げるというのは、独学初心者が頑張り過ぎてはいけないのだ。
こういう所での、中途半端に「真面目に練習して真っ当にできるようになろう」精神は、ゆくゆく「腱鞘炎」だとか「バネ指」だとかを招く道しかないと思うので、独学の道はできるだけ楽をして無理なくプレイがいい。
また、省エネプレイの基本は「手自体を動かせるとこは動かす」だと最近は思う。
手を無理矢理広げてあまり移動をせずに近くの音を押さえるというのは、手が大きいちゃんと習った人がやってできることなのかもしれないと。分散する音なら、手を軽く移動させる方が負荷が少なくなる気がする。
つまり、幻想即興曲の12小節目からのようなオクターブの間に2音を押さえ、それを複数回繰り返すようなモーションは、手の位置を変えずにその4音を押し切るよりも、両端の音二音を別々の手の位置で押す(移動させる)くらいの感覚で行く方が、しんどくないのではないか。
初心者独学プレイの方で、やたらと指だけをピンと伸ばして不自然に押さえる人がいる背景には、手を移動させれば鍵盤の位置を把握しづらくなる(ので指だけを動かしたい)という理由があるのではないかと思うのだけど、あれをやるとバネ指まっしぐらなんじゃないかと。
そんなことを考え始めたのは、ゆったりした曲の時には全然思わなかった「手がしんどい」を、幻想即興曲で体感したからです……
NEXT MUSIC→ballade no.1……いきなりかよ!
ままとりあえずやってみます。
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