■用意した|* ̄┏Д┓ ̄|
・0.4mm製図用シャープペンシル(芯はB)
・コピー紙
線が描ければなんでもいい
アナログ線画はあくまで下描きとしてスキャニングし、デジタルでトレースして線画作成する人もいれば、アナログでペン入れまでしてスキャニングしたものを線画として使う人、下描きからデジタルの人、アナログ下描きを基にパスで描く人もいる
どれがいいなんてことは言えない、線画をどう仕上げるかもイラストの印象を左右するわけで、それら手段の選択はある程度個性に繋がる
自分がやりやすい方法と自分の得たい線画の印象との兼ね合いの問題
ただアナログ作業の比率が増えればその分手間も増える傾向にはあると思う
最初からデジタルで線画を起こせばゴミ的なドットやかすみは出ないし、そのまま線画レイヤーとして使える。効率を考えていくならフルデジタルの方がいいわけで
ペン入れしたアナログ線画を高解像度の白黒2値でスキャニングする人もいる、逆にアナログ的な作業を好み、レイヤーを複数使用しないという人もいる、本当に人それぞれです
瑞谷はシャープペンシルで線画としての線に仕上げて、ペン入れ等はしない
度合いは絵によって違っていて(というほど年間描いていないが)、迷い線ばかりで線画には使えない程度になれば更にシャープペンシルでトレースすることもあるし、ぱっと描ければ一度でスキャニングしてデジタルでクリンナップ後使うこともある
シャープペンシル線使用の結果はとてもアナログ感のあるふんわりとした印象の仕上がりになると自分では思っている
ただ迷い線が多くなるとクリンナップに手間が掛かるので一長一短。手間を掛けても自分にはその方が合っていると思って使っている
もちろんシャープなイメージにしたい時にはデジタルでペン入れをすることもある、目指す印象により適宜。瑞谷は下描き自体をデジタルで行うことはほとんどないが、落書き程度はたまに…:-P
ペイントソフトはあくまで着色の手段と捉えているが、それも今後(もし年間の描く枚数が増えるなら)変わるかもしれないし、変わらないかもしれない
なぜ下描きからデジタルとそうでない人が混在するのかというと、手で直接描いている感がないと描きづらいとか前述したタッチの好みの面もあるだろうが、昔のペンタブレットとソフトウェアの精度では今ほどダイレクトに綺麗な線が引ける環境ではなかったということもあったと思う。それでも昔からすべてデジタルの人もいたし、もちろんどっちが良い悪いはない。今は液晶タブレットが実用されているし、どうしてもタブレットは描きづらいということであれば液晶を検討しても(高いけど)
デジタルでやりたいけどタブレットで線が引きにくい……という人はペン先の変更(別売り)やタブレット面に紙類を貼るという手もあるらしいのでそれらも試してみるといいのでは(やらないので瑞谷はわからない)
■描く|* ̄┏Д┓ ̄|
そろそろヒゲ顔文字も可愛く見えてきただろう
絵を上手くする方法やらを説明できるほど上手くないし年間3枚くらいしか描いていない瑞谷には到底説明できる資格はない 上手い人に聞いて
・コンセプトに悩む
素人なので気が向かないと描かない。描きたいものがあれば描く。キャラ萌えがわからないので「このキャラを描きたい」というスタートはまずしない。何故か「このキャラを描く」と決めて描いても毎度ロクな結果にならない
「なんか青いの」「水っぽいの」「緑っぽいの」「自然」「空」「媚び」「ポップでキュート」「サイバー」「こんな服着せる」スタートは大抵こんな程度、そこから全体像を暇な時に考えておく
描きたいものが描けるものの範囲になるかはわからない、でも描ける上限の少し上を頑張って描き続ければ、たぶん描けるものは増えていく。一枚ずつに何かを学ぶような意識が持てると、嘘は描かないようにしよう、ちゃんと丁寧に考えて描こうと思える
コンセプトや最終イメージを先にちゃんと考えておくというのはとても大事な作業だと思っていて、それらが端々までイメージできなければ曖昧な部分が多くなり絵に起こすことができない。手癖だけで絵を仕上げることはできるけれど、同じものを描き続けても何も面白いことはないしなかなか成長もできない
そんなわけで今考えてる|* ̄┏Д┓ ̄| 乞うご期待 でもあんまり期待されるとプレッシャーに負ける
てなわけで可愛い系で行こうとおぼろげに決めた。光あふれる感じにしたい
■下描き|* ̄┏Д┓ ̄|
エプロンドレスの話をしてたのでそこから衣服を考える。フランス語ではダブリエ
袖付きダブリエということでほとんど無地、下のワンピースは胸元と裾が少し見えるという感じで
最初寝かせようと思っていたのでやたら髪がうねうねしているが途中切り替えた
この段階で顔だけは結構はっきりと描き込む、萌え絵は表情が命だと思っているので、全体像を考えたらまず顔を決めてしまう
目のハイライトなどは塗りの際無視してしまうが、表情がわかりづらいので線の時点でとりあえず描いておく
人間自体は裸体を描いて服を着せる、この時点ではもう消してしまっている
なんでもそうだけども、知らないよりは知っている方が便利だし、知らないものを描くことの手間を考えたら普段からいろんなものに興味を持って覚えている方が、イラストや文章やそれ以外にも役立てることができる
着物が趣味の瑞谷は、ピクシブにアップされている着物イラストの中には本当にあきれるほどうろ覚えで適当に描いている絵描きさんが少なくなくて気になる
プロの仕事として上げられている着物イラストでも明らかに間違っているものなんかもある、プロが間違うんだから素人は適当でいいじゃないか……とは思わないで、可能な限りできるだけ正しく描こうという姿勢は、いつかきっと自分の身になるのではないか
ちょっとずつ細部を決めていく。一般的にはこの段階を下描きと呼ぶ気がする。見やすくコントラストを調整しているので、実際の紙上ではかなり薄い
この段階でフリルや皺もだいたい決めてしまう
■ 線画|* ̄┏Д┓ ̄|
一般的にはたぶんこの工程も下描きと呼ぶ
遊び線の多いところは消しゴムで消してしまったりと、適宜調整しながら本描き
とにかくピンタックを入れてやろうという方向で決まったらしい
髪は今回あまり描き込まず塊扱いで描いた
仕上げはまだ考えてない、やっぱりこれじゃないと思えば後から描き足すかも
本当の途中で途中経過を上げるなんてやったことないからちゃんと仕上げまでやれるのか不安……と思いながら描く
おかげさまで明日は名古屋雨です
背景はだいたいこんな感じ程度にしか描かないことが多い
複雑な建築物となれば製図板も使うが、そんなケースは3年に1回くらいしかない。絵によっては完全に別で背景画として仕上げる。瑞谷がこの段階で描き込むのは目安程度の意味しかない
最近のペイントソフトには非常に便利なパース定規などが付いているので、わざわざアナログでパースを引くメリットがあまりない
部分的な消しは字消し板とペン型消しゴムなどを使う 薄い線はコントラストの調整で飛ばしてしまうのであまり丁寧には消さない
パースなどはPC上で見る方が楽なので、この段階ではなんとなくこんな感じ程度……(直してもやっぱり狂ってたりするのは素人ということでご容赦を)
てなわけで今回のサブテーマは「アホ毛」
普段は風でも吹いてなければ描かない
カーテンで構図的にはバランスが取れたのではないかと思ってたけれど、左右に草はやかましいかとも考えながら明日に続く
線は寝かせる 寝て起きてパッと見た時の違和感が一番正しくて、その後見慣れてしまってまたわからなくなる と思っている
そして起きた 寝かせ時間が足りないのか今回首回り以外そんなにおかしくはないような……という、ここからは自分の「このまま進めていいのか? 戻って描き直した方がいいのではないか?」という苦悩との戦い
■ スキャニング|* ̄┏Д┓ ̄|
A4サイズ グレースケール300dpi程度でスキャニング
WEB向けの大きさならそんなに高くなくていい
■ 線画調整|* ̄┏Д┓ ̄|
さてここからペイントソフトの使用
入力機器はペンタブレットが主流だが、絵を描くからにはと慌てて買わなくともある程度マウスでも着色できる。マウスでパス線を引いて主線を起こし着色される人もいる。とりあえず使えるものでやってみて、もっとこうやってみたいと思うようになれば機器を増やすということをすればいいのではないか
タブレットやスキャナやソフトウェアを買えば上手い絵が描けるようになるわけではなく、それらはあくまで道具であるということ
各ソフトウェアそれぞれ特徴あるものの、やれることの基本はそう変わらない
さすがにMSペイントで同じレベルのものを描くというのは難しいが、例えばフリーウェアのPixia、AzPainter、GIMP、タブレット付属のPhotoShop
&Painter機能限定版などでも充分描くことができる
明るさ・コントラストの調整で線の様子を見ながら色合いを調整していく
ある程度の薄い線はこれで消えてしまう
ゴミや遊び線などを適宜調整していく
今回はアナログ感を強く出したいと考えているので、擦れた感じの線もあまり綺麗に整えないことにした
■背景を今更描く|* ̄┏Д┓ ̄|
放置していた背景をなんとかする
近距離のゆるいパースなら計らなくても目分量でなんとかなるか……と線を引いてみる図
視覚的にやりづらかったので別レイヤーに薄い緑を乗算で、更に別レイヤーに仮の赤線を直線ツールで引いていく 2点透視で上の方どこかはわからん所と、たぶん中央のどこか
中央はほとんど添う線がないが、桟の交差部分など?この時点ではあまり考えていない
人物から見た水平方向の線はコピー&ペーストで同じ角度の線を配置するというアナログ作業 新しいペイントソフトなら勝手にやってくれる多分
自分にしかわからない線がどんどん増えていく
隠れて見えないところまで無駄に描いてしまった 窓と窓の間、柱入る?
ハメ殺し格子窓ということにした
都合上カレンダー的な何かさんが邪魔になったので移動させた
腰壁あたりは花柄のクロスでも描きたいところ
きつい?いけそう?わからん
あれ 中央一点でよかったことね? なんで2点にしたの
という色々な思案の中、結果そんなに言うほどは間違っていないのではないかと思い至り結局このまま行くことにする
色のイメージは光っぽいということしか決まっていない
■各レイヤー作成|* ̄┏Д┓ ̄|
線をスキャニングした場合の処理はいくつかあり、「白部分を抜く」「明度を基準に透過させる」「乗算で乗せる」などが使われる。そのまま上に色を塗ったのでは線が消えてしまう、消えないような塗り方を楽にできるというのがデジタルの良いところ。デジタル着色だけどあえてレイヤーを作らない人もいるし、この作業が絶対でもない
よく使われるのが「明度を基準に透過させる」方法
CGの場合、数値化された各色情報に加え、「透過度(アルファ値)」情報を持てる
明度情報を「暗い=透過度が低い」「明るい=透過度が高い」という基準で透過度に置き換えてやれば、綺麗に線画部分のみを抽出することができる
白部分透過のメリットは透明部分保護をするだけで線画そのものを好きな色に直接着色できることなど
ソフトウェアによってできる動作は違うので、「ソフトウェア名 + 線画抽出」などで検索すると丁寧に説明下さっているサイトが見つけられると思う。やっていることは基本同じ
もうひとつは線画レイヤーをそのまま「乗算」で乗せる方法
こちらは線画の色が他の着色レイヤーと足されてしまう反面、わからない人には多少とっつきにくい前述の線画抽出作業をしなくていい手軽さがある
完全に黒の線画使用の場合、いくら乗算で重ねても黒にしかならないのでデメリットが少ない。また他の着色レイヤーの色が反映される点がメリットになる場合もある(アナログ的な風合いになるなど)
線画を乗算にしても線自体の色調整はソフトによっては調整レイヤーなどでできる
瑞谷はというと、前回イラストコンテストの2枚ついては、前述の線画抽出を行いながらレイヤー自体は乗算で乗せ部分的に線の色調整を行うという方法を取ってみたり、通常モードで乗せてみたりと絵によって色々です
怪しい背景をまたも微調整し、不要部分を適宜削除
背景線画と人物(元絵)線画レイヤーは今回別で保持することにした
線画抽出を説明されているサイトの序盤で「コントラストを調整して線をはっきりと」というような説明があるのは、手描き線画で特に瑞谷のようにペン入れをしない場合明度高めで透過度の高い線画になりがちなのを補足する為、あるいはスキャニング後の「白部分」が完全に「白」でないと線画の色が乗ってしまう為
完全に黒の線画を抽出しないとどうしても透過0で選択することができず、下のレイヤーが透けて見える結果になるので、そういう線画を嫌う場合は黒基準で色合いを調整する
抽出後に透過度が高すぎてスケスケの線画で困るという場合は、例えばできた線画レイヤーをコピーして重ね透過度を補うとか、あとから調整する方法はある
今回はとりあえず茶系でレイヤーを作り、透明部分の保護をしておく
いわゆる塗り分け作業
パーツごとに透過0のブラシで「塗っていい部分の塗り分け」を行っていく
塗り分けた後は、各ソフトウェアには大抵「透明部分の保護」というようなレイヤーオプションがあるので、こちらを利用して範囲外にはみ出てしまわないように設定できる
これは要するに「そのレイヤーの透過度(アルファ値)を変更しない」ということなので、半透明状態のピクセルに着色すれば色情報自体はその色に変更されるということになる
透過情報保護に加え、複数レイヤー使用により各個所別々に扱うことで、作業効率が上げられるのがデジタルの良いところ
範囲を決める程度の意味しかないので塗り分ける際の色はなんでもいい
この作業は完全手作業でやる人もいれば、範囲選択で塗っていくという人もいる。最近のペイントソフトには線画の判定を非常に綺麗にやってくれるものもあるので、線のタッチによってこの塗り分け作業がとても楽にできることもある
瑞谷の線は基本とてもユルいので、大体は手作業で塗り分けていく
レイヤー構成は基本「上に見えるパーツを上に」
例えば髪レイヤーをきっちり塗り分けた後に肌レイヤーを塗る場合、髪より下に肌レイヤーを設置すれば、例えばおでこ周辺は前髪に合わせて肌と髪との境目を綺麗に塗り分ける必要はなくなる
どの程度分割していくかもその人の塗り方、使い勝手によるので正解はない。ものすごく細かく分ける人もいれば、大雑把に分けたり部分的に兼用してみたりする人もいる
レイヤー数はそのまま画像複数枚を触っているも同じなので、レイヤー数が増えれば増えるほどマシンスペックが必要になってくる
各部分割した方がいい部分適宜分割し、レイヤー作成完了
手前の観葉植物については別途描き足す予定なので後回し
■色選定|* ̄┏Д┓ ̄|
塗り方、レイヤー分割の仕方は本当に十人十色
完全に段階ごとでレイヤー分けし後からすべてのレイヤーの色を調整し仕上げる人もいれば、1パーツ1枚で塗り切ってしまう人、様々
色のイメージがいまいち決まっていないのでとりあえず思っていた色で塗ってみたところ、ウーンナンカチガウ問題勃発 しばし悩むことにするか、とりあえず仮の色で塗ってしまうか 今日は乗り気じゃないので問題を先送り|* ̄┏Д┓ ̄|
迷走中
ワンピースの色赤系じゃない方が良い気がするけども 花柄入れようと思ってるので画面密度は後からついてくる かな?|* ̄┏Д┓ ̄|ワカラン
■ 着色|* ̄┏Д┓ ̄|
この辺は何も勉強していない素人の戯言だということで
イラストの印象は色の選定とタッチで決まるわけで、それらを自分で考えて模索して決めていくというのが自分の個性ということになる
色合いはだいたい同じものにするとして、タッチを変えれば随分と印象は変わる
ざっと塗った程度なのであまり参考にはならないがいくつかパターンを
塗り自体はPhotoShop ElementsまたはAzPainterで行っています
アニメ塗り(に少しぼかしを入れているが)だとぱきっとした印象に、線もはっきりと黒で入れると
同じ塗りでも線を薄めの乗算で乗せると色になじみ柔らかい印象に
色の明度を調整すればまた印象の違うイラストになる
セル塗りの一部ぼかすというような塗りはどことなくエロゲー感
普通のブラシを調整して塗り跡を少々残すように塗ると 瑞谷がよくやるタイプ
この辺はAzPainterの水彩筆やペン2などで
同上 塗り跡を意図的にどのくらい出すかと色合いの調整ができればソフトウェアの筆種はそんなに必要ないと思っているが…水彩っぽい塗りというものも例えソフトウェアについていなくとも、色合いとタッチ、ボケ感に加えテクスチャまたは完成後の加工で割とどうとでもなるのではないか
おまけ AzPainterで透明水彩風
ブラシセッティングは濃度を低めに
水彩自体のセッティングは、広範囲にぼんやりさせたい箇所は最小S(筆圧感知時の最小軽)を大きめ、最小A(透過度)は小さめにして緩い筆圧でぼんやり塗っていく
エッジを出したい部分により最小Sを下げ最小Aを上げ、あるいは筆圧で適宜調整
仕上げにレイヤーの複製→「フィルタ→輪郭抽出→Sobel」→「フィルタ→カラー→ネガポジ反転」レイヤーモードを乗算にして乗せ、透過度調整(30%くらい)
そのほか先に別の色で下塗りをやってみるとか、テクスチャを使うとか
参考:
641-AzPainterについて色々語るブログ/透明水彩風の加工
例を挙げていけばきりがない、塗り方ひとつとっても「パーツごとにグラデーションツールで塗る」「色を置いた後、ぼかしツールや指先ツールなどで部分的に伸ばしていく、混ぜる」という人もいるし、本当に人それぞれ。それに加え選色にも悩む。デジタルの良いところはとりあえず塗ればあとから調整ができるというところ。自分らしさを見つけることは本当に難しい。プロでも絵柄や風合いにずっと悩み続け、トレンドは変わり続ける。でも変化というのは実際は些細なもので(色合い、挿し色、線画タッチ・処理、瞳や顔の形状、髪の描き方、ハイライト、反射光、などなど)、やっていることは基本ずっと変わらない。その中でどんな目新しいものを見つけられるか、変わること変えることを厭わないかということ。
右も左もわからないという人はまず完成させることを目標にするのが良いのかも
そんなわけでいつものややブラシ跡を残しアナログ感を出す塗りをもうちょっと細かくやるという方針にした
あまり色に納得いっていないものの、悩んでいても始まらないとやっとこさ塗り始める
ブラシ本体はほとんどぼかし無しの普通の丸いブラシ先で、筆圧に合わせて透過度が変更されるよう、また逆にブラシサイズは変更しない、というセッティングを基本に使っている
ブラシ跡を調整してアナログ感を出す方法は色々あるけども、瑞谷は上記設定のブラシで一度で塗り切らず現地で色を作って後から調整するというような方法を取ることが多い
▲下地に
▲塗りたい色を筆圧によるフェードで入れながら
▲ボケ感やブラシ跡に合わせてブラシサイズを選びながら調整していく 出過ぎた所はまた塗り直して跡を調整する
▲ということの繰り返し
髪の部分なんかはこのブラシの軌跡をわざと残して毛束感に利用したりする
もちろんこういう質感を出す方法はひとつではなく、前述の「指先ツールやぼかしツールで境目を調整する」という人もいるし、ソフトウェアのブラシ設定で調整もできる
また瑞谷自身いつもこの塗り方をするということでもなく、絵によって様々
マウスしかないという場合も、例えばソフトウェアによってはブラシのフェードを値で設定できるものもあるのでそれっぽいことはできる。丸いブラシだけではなく、ブラシそのものを変える等、何事も工夫次第
割と髪から塗ることが多い。今回は髪→肌→瞳→ダブリエの順でとりあえず仕上げに近いところまで塗ってみた たぶんまた後で調整する
服の皺はああなってこうなってと現地で適当に考えて塗るので毎度繋がらない布が出てくるのもまたご愛敬 そういう時は線画の皺を消して応急処置
今回のコンセプトは可愛らしく光あふれる感だったので、ハイライトは現段階でそこそこ入れていくものの、最後の調整でもバーンと乗せる予定
各所ほどほどに塗り進めてみる
カーテンは白黒で陰影を作ってレイヤーモードをスクリーンで乗せて調整して様子見 ドットはやかましそう
タイツはダイヤ柄の編みにしようと適当に塗ってみたがこれまたやかましそう
気分転換に観葉植物類の下地を塗ってみる ついでにやかましい主線部分を逆光に合わせて適当に調整 これまた様子見
窓ガラス部分の色はまだ悩んでいる
腰壁用にクロスの花柄を普通の透過レイヤーで描く あんまり考えてない
同じく透過レイヤーでワンピースの花柄をワンパターンだけ描く そんなに忠実に描かなくてもどうせワカランので5分くらいのさっさか仕事
花まわりの白色は実際は透過 もちろん白を乗せたかったら白で塗る
んでそれらを切り貼りしてはっつける ワンピースのパターンはひとつしか作ってないのでひっくり返したりして適当に繋げる
これは別レイヤーで乗せて、乗算やスクリーン、そのままで直接色調整などして整えられるようにする。もちろん直接柄を描いてもいい、切り貼りはズボラ仕事です|* ̄┏Д┓ ̄|
適宜消しゴムで削り、謎の滴を追加したりして調整 まだちょっとやかましいのは後に更に調整する多分
やっぱカーテンのドットやかましい
■ まだまだ中盤戦|* ̄┏Д┓ ̄|
ちょこちょこ分割作業しているだけで実動はそんな言うほど長くない多分
手間を掛ける時は20時間30時間掛けるし、10時間くらいで終わる時もある、所詮素人なので要らない手間を掛けている部分も多々ある、まあ素人だから効率悪くても丁寧に仕上げられたらとりあえずはそれでいいんじゃないかと今は思っている
腰壁、ワンピース等の色・柄調整を進める 相変わらず決まってないところ多し
線画は結局70%程度の乗算で、適宜色調整をして割と馴染ませるような方向になった
細部に手を入れながら、背景ガラスの色は結局春っぽくピンクのキラキラでいこうと決める どこの世界のファンタジー
桟はあまり細かく塗り込まず、出窓の部分だけ少し木目を入れることにする
手で一本一本いれてもいいけども今回は潰れそうだったので、フィルタのノイズを移動ぼかしで適当にいれた後手でちょっと描き直し程度
左の葉っぱは手前にあるということでややぼけ
ダブリエに紫寄りの陰影を入れてみる
結局カーテンのドットやめた
謎のスモークが掛かる ピッカピカやでピッカピカ
最後の加工はあんまり好きじゃないけども 今回は光あふれるということだったのでレベル調整した画像を2枚、かなり弱めに乗せてみた
トリミングして名前を入れ、リサイズして完成
総レイヤー数28枚
作成環境 鉛筆線画スキャニング ペンタブレットwacom intuos3 PhotoShopエレメンツ painterエッセンシャル AzPainter など作業により適当
だらだらと長い作業でございましたが、実動はたぶん15~20時間程度だったのではないかと思います。細かくやりすぎて正確にはわかりません。
長い思案解説ではございましたが、ここまで読んで頂きまして誠にありがとうございました。
瑞谷藻緯
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